こんにちは。
ガンと13年以上共に生きてる、ことりはるえです。
日々の「輝く何か」を発信していきます。
「輝く何か」…としたのは、生きていられる以上、どんな事であっても“輝かしい事である“と思い込みたいからです♪
答えというものは、そうは簡単に見つかりません。
答えがあるもの以外は…
友の優しさ
告知を受けた日の夕方、仕事を終えた大親友が迎えにきてくれました。
「ちょっと外行こ」
と気晴らしです♪
彼女は私を街が一望できる小高い山の、中腹あたりにある展望台まで連れていってくれました。
ちゃんと飲み物も用意してくれて♡(←こーゆー所がそこいらへんの男性より気が効くんだよな(笑))
2人無言でベンチに腰掛けました。
自分以外の人々が思うこと
突如彼女は私を強く抱きしめ、
『なんで… こと…はるなの…』
と、今にも消え入りそうな声で呟き、とても大きな声で泣きじゃくりました。
私は彼女の肩越しに見える街の美しい夜景をぼーっとみつめながら、昼間母が私にしてくれたように、彼女の背中をヨシヨシしました。
母のように、ゴシゴシではなかったですが(笑)優しくやさしーく、さすりました。
いつも、明るく笑顔で賢くて可愛くて綺麗で元気な彼女が、あんなにも泣く姿を初めて見ました。
ある意味感動すら覚えました。
ハグの威力
私は彼女を抱きしめ、いや、彼女に抱きしめられて、こころが少しだけ穏やかになるのを感じました。
人の温もりって凄いですね⭐︎
そして、私は悟りました‼︎
昼間の両親といい、今の彼女といい、
“私より、私の周りの人々の方が不安なんだ…‼︎“
と。
そして私は、常にこう考えるようになりました。
『私には明確な敵がいるのです。確実に闘うべき相手が分かるのです。何故なら、それは「私の中にいる」からです。』
だから私は、
“こいつと闘っていくのだ!“
もしくは、
“コイツと付き合っていくのだっ!“
と思えるのです。
というか、そう思うしかないじゃないですかぁ。癌が見つかってしまったことについては致し方ないことだと思うし…
不安定なものを抱きしめてくれる人々の勇気と優しさ
しかし、私の周りの私の大切な人々の目の前には(彼らの目に映るのは)、“闘うべき相手“ではなくて、“不安要素を抱えることになった1人の不安定な人間“が、突如現れたのです。
そりゃ、動揺しますよね。なかなか受け入れ難いものがありますよね。
ただただ不安と心配の種でしかないですよね。
自分ですら、あの時は気持ちの整理も全くついてはいませんでしたもん(正直言ったら、今でも腑に落ちていない部分は大いにありますよ( ̄Д ̄)ノ)。
全く、『何で私がっ‼︎』の部分は永遠に解せないと思います。時間の経過とともに気持ちの面で昇華はしていくでしょうが…
しかし、この日から“コレだけは頑張ろう‼︎“と言い聞かせてきたことがあります。
『私より、周りの方々のほうが不安なんだから、過度な心配をかけてはイカン‼︎』
ということです( ̄^ ̄)ゞ
そのお陰もあってか、少しだけ人に優しくできるようになりました♡
今では、友人にも
『ことはるは、癌になってから丸くなったよねぇ』
と、言ってもらってます。
ユラユラ
私を抱く彼女は、私のために涙し、肩を落としひと回り小さくなってしまったように感じました。
私の目にユラユラ映っていた夜景の光の玉たちも、ドンドン大きくなり、最後にはポロポロと彼女の肩にこぼれ落ちていきました。
あの時はありがとね♪
ちゃんと一息つけたよ(*^^*)
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